LaGuardia Community Collegeの日本人留学生

LaGuardia Community Collegeの日本人留学生数の推移
日本人留学生がニューヨークで多く滞在していた2000年代前半までは、非常に多くの日本人留学生がラガーディアで留学していましたが、日本人留学生の数の低下とともに、その留学生数も減ってしまいました。2010年くらいから留学生を積極的に取り入れている学校 (例えばNYUなど)と、そうでない学校(一部の有名校を除く公立学校)が出てき始め、留学生が一部の学校に集まり出した傾向の影響もあると思います。
ラガーディアの日本クラブなども、以前の日本人留学生を中心とした活動から、アメリカ人で日本に興味がある学生や、アメリカで日系人の間に生まれた学生などが中心の活動になってきました。
年 | 日本人留学生数 |
---|---|
2005 | 240 |
2006 | 210 |
2007 | 169 |
2008 | 147 |
2009 | 128 |
2010 | 108 |
2011 | 113 |
2012 | 89 |
2013 | 76 |
2014 | 68 |
2015 | 67 |
2016 | 57 |
2017 | 51 |
2018 | 44 |
2019 | 42 |
2020 | 36 |
2021 | 32 |
LaGuardia Community Collegeでの日本人留学生数の体験記
私は今年の秋に晴れて大学入学を果たしたのだが、それまでの道のりは険しく、「日本の常識」では考えられないような状況によってもう秋入学は叶わぬであろうと、諦めモードに突入していた。通常、公立の大学に入学願書を出すには「CUNY センター」というニューヨーク州の公立大学の願書を一括して集めている所に最初に入学の申請をして、許可を得なくてはいけない。だが、らがーで大学は、"Directory apply" という、「行きたい大学に直接願書を持って行く方法」をこの時期採用していたので、私はCUNY センターを通さずに直接、大学窓口に願書を持っていったわけだ。所がドッコイ、そうスムーズに行かないのがアメリカ… 大学内のインフォメーションカウンターの後ろにはデッかく"Welcome Directly apply" と書いたボードが掲げられていた。私が願書を出したいと言うと、受付係は「CUNY センターを通さないと受け付けられない」と言う。おかしい。だって、CUNY センターを通さなくて良いのが"Directory apply"なんですけど?いくら話しても「駄目だ」の一点張りで、「CUNY センター」の場所を記したパンフレットを渡されて、最初にそこに行けと言われる。それでもめげずに何度も出向き、わざわざ違う受付係に聞くが、結果は同じ。 1ヶ月近く時間が経って、私のカバンの中がこの腹立たしいパンフレットまみれになり、もう駄目だと諦めていた所で語学学校の先生に、語学学校のアドバイザーに相談してみるように言われる。アドバイザーは私の話を聞き、こう言った。「彼等、安月給の、ただの受付はシステムやら制度を全く理解していない!」彼女は早速大学に電話をして、私の「ありえない」状況を説明し、大学側に話しを付けてくれたのだ。 後日、大学に再度願書を提出に行ったときはわずか数分で願書提出、受理が完了した。先日私は英語の電子辞書を教室に置き忘れ、とても憂鬱だった。何故ならアメリカの教室に置き忘れたものは、煙の如く消え去り、二度と手にする事は出来ないからである。 一応、忘れ物を取り扱う部署に出向むいて届けがあるか聞いた所、「あるよ。」それは正しくミラクルであった。あまりに予想外だったので、自分の辞書じゃ無いんじゃないかと思って電源を入れて確認してみた所、なくす前に検索した言葉が浮かび上がった。"Extraordinary" = 並外れた、驚くべき。どんなに「並外れた」状況でも「驚くべき」結末は期待できる、諦めてはいけないのだ。
リ・リンという、マレーシア育ちの中国人の女の子も大学入学をありえない状況で阻まれていた。彼女は私より前にCUNYセンターに願書を出していたが待てど暮らせど受理の手紙が帰ってこないので、私と一緒にdirectory applyに切り替えようとしていた。ところが彼女は、"転入"(彼女の国での学歴を移行する。)で、私は“新入”扱い。ここに来て、アドバイザーはリ・リンに、自国での学歴の卒業証書と成績表の英訳、しかも未開封の封筒に入ったオリジナルがないと願書は受理されない事を伝える。彼女はそれを知らなかった。だから、ずっと前に送った願書には、これらを添付していなかった。何故なら願書提出時に伝えられなかったからだ。そしてアドバイザーは、転入生は今回のdirectory apply では募集されていないと彼女に伝えた。願書受付締め切りは2日後に迫っており、マレーシアからのコピーやemail添付のプリントアウトではない、しかし、オリジナルの英訳の書類を入手するには今からでは遅すぎる。願書自体はずっと前に提出しているが、“書類不足”という理由で受理されず、(その事を連絡もされず)書類不足と判断された為にCUNYセンターからの願書受理の返信がこの時まで無かったのだろうとの事であった。今回の入学を逃すと彼女は来年の春まで大学入学を待たなくてはいけない。それまでの期間は、学生ビサを保持する為に語学学校に居なくてはいけないのだが、そのコストは大学で勉強するのとほぼ同じ。どうせ同じ時間、金額の出費なら大学で勉強したほうが良いに決まっている。彼女の落ち込みようは本当に気の毒であった。しかも、この状況は彼女の否ではない。CUNYセンター側の新入生への説明不足、不行き届きのせいである。数日前、リ・リンに語学学校ビルディング内(大学付属なので同じビルディング内の教室で勉強している。)で偶然合った。前記の理由にて、てっきり語学学校で勉強していると思っていたのだが、彼女は今、大学生だと言う。なんでも突然CUNYセンターから連絡が来て入学できたそうだ。入学手続きの締め切りすら終わっていた時期に唐突に手紙が来て、本来はdirectory applyで募集されていない筈の転入生であるにも関わらず、directory applyで、しかも手続きの締め切りすら過ぎていたのに、手続き出来て、入学したそうだ。彼女の推測では、今学期への大学入学の応募が少なかった為に急遽増員されたのではないかと言う。しかしながら、真相は不明だ。ただ今後、同じ状況で入学を阻まれる学生は後を絶たない事、そしてその謎がとかれる事は無いという事は断言出来る。私は大学入学願書を提出するのに1ヶ月近くもの時間を費やした。インフォメーションカウンターに出向く度に、無能な係員は私にパンフレットを渡しながら、"Good Luck!" と言った。「The Catcher in the Rye」 の主人公、ホールデンは"Good Luck!"と言われる事が嫌いだと言う。このくだりを読んだ当初は、ただ反抗期の子供の台詞だと思っていたが、今回、実際に言われてみてホールデンの気持ちが痛いほど分かった。私は彼より10歳以上も年上だと言うのに。
出願したときに大変だった事: CUNYのオフィスに郵送したTOEFLのスコアを無くされました。特に困ったのは、無くされたことが、直接オフィスに足を運ぶまで明らかにならなかったことです。電話の窓口の人が、正直手続きの流れを把握しているのか怪しいので、もし可能であれば、直接オフィスを訪ねて話しができると、手続きの際の混乱を削減できるかと思います。
出願の時に役に立った事(どこに電話したとか、ウェブサイトとか): 僕の場合、ラガーディアのESLクラス(大学のクラスではない)に数ヶ月通ったあとに大学に編入したので、ESLからなにかと大学に関する情報を収集しやすくラッキーでした。ESLの先生が授業の中で、ACT対策の授業をしてくれたりと、とても良心的でした。
他の大学と比べてどうか: 看護師を目指されている方々にですが、ラガーディアのNursingコースは、他校に比べても、評価が高いと聞いています。集中した勉強が必要とされますが、クラスや、病院での実施を含め、学ぶのにとても良い環境だと思います。僕はまだ最初のセミスターを終えたばかりですが、勉強が大変な分、友達同士で必要な情報を交換したり、分からないところは互いに教えあったりと、助け合うネットーワークが出来上がっているのが、とても心強く感じます。
入ってからESLの授業とかACTやCATWの事とか: ACTの、特にWritingをパスするのに苦労しました。CUNY ACTウェブサイトで、サンプル問題を紹介しているので、参照されると、問題の傾向を知るのに役立つと思います。僕がACTを受けた時は、Writingの問題が二者択一形式(二つある選択肢の中で、より良い方を選び、その選択の理由を述べる)が頻繁に出題にあがっていたので、その形式でよく使われるキーワードや決まり文句的なものを、似た形式のエッセイを読んだりして学び取りました。また、特にエッセイを書く時は、ちょっと意識して同じ意味でも難しめの単語、例えば、importantの替わりにcrucialなど、電子辞書の類語検索で調べ上げて、ちょっとこんな単語も知ってますよ感を、アピールしたりもしました。書くの嫌いではないのですが、なかなか上手く書けないもんでした。。ちょっと工夫してみたのは、短い日記みたいの書く癖つけたりとか、Facebookでもなるべくちゃんと完結した文章のせたりとか、ちょっとずつ書くのに慣れてくと、自然と抵抗なく言葉がでてくるようになった気がします。Readingのテストですが、こちらは時間制限がないので、僕はかなり時間を長くかけて問題を解きました。焦らず、じっくり問題と向き合うのが、一つの成功のカギだと思います。
出願したときに大変だった事: CUNY各部署の担当者ごとに異なる見解を持っていることです。例えば、私はアプライ当時、TOEFLのスコアを持っていなかったのですが、CUNYアドミッションセンターに問い合わせたところ、書類が揃っていなくても出願は可能で、揃い次第早めに提出しなさい、と言われました。その言葉を信じてスコアを取得後、提出しようとしたら別の担当者に"TOO LATE."と言われました。またまたその言葉を信じてその学期からの入学を半ば諦めていた頃、TELC(ラガーディア付属のESL)の先生に、フレッシュマン(いかなる大学にも所属したことが無い学生)のみを対象に、カレッジへのダイレクト・アプリケーション?に余裕がある事を聞かされました。言うまでも無くすぐにお願いし、待つこと3ヶ月弱。突然電話で呼び出され、先生いわく“魔法のフォーム”なるものを渡され、M-147に行くよう指示されました。そこでACT(プレースメントテスト)を受けるよう指示され、2010Springから入学できることを知りました。正直、未だにダイレクト・アプリケーションが何だったのか良く分かっていません。どうやらオフィシャルウェブサイトには載っていない情報が沢山あるようです。黙って待っていたら1学期無駄にするところでした。何でもダメモトで聞いてみると良いかもしれません。
出願から入学までのプロセス (TOEFLの点数とか、願書の書き方とか)
- 2009年2月TELC(ラガーディア付属のESL)出願
- 同年5月TELCより入学許可、I-20を受け取る
- 同年6月F-1ビザ申請、翌日受領
- 同年9月渡米
- 同月TELC(ラガーディア付属のESL)入学
- 同月ラガーディア
- コミュニティーカレッジに出願
- 同年11月TOEFLのスコア証明入手、しかし手遅れと言われる
- 同月TELCのスタッフに、ダイレクトアプリケーションの存在を知らされ、即お願いする。
- 2010年1月入学手続き始まる
- 同年2月ACT(プレースメント)受験
- 同年3月入学
- * 願書の記入はCUNYサイトでガイドに従って行います。
出願の時に役に立った事(どこに電話したとか、ウェブサイトとか): 私の場合、渡米後の手続きだったので、直接学校に行き情報を集めました。TELCのクラスメートや先生、それから入学手続きに関係ありそうな部屋に行き話を聞きました。
他の大学と比べてどうか: 他の大学の事は分かりませんが、プロセスに多くの時間がかかるようです。
ビザの情報(どうやってビザの手続きをしたかとか): 在日アメリカ大使館のウェブサイトに詳い説明があります。それに沿って必要書類を集めます。ビザ申請時に面接があり、ウェブサイトより面接時間を予約しますが、予約時間はまったく関係ありませんでした。早い者勝ちです。私の場合、7時過ぎにアメリカ大使館前に並び、一番で面接を受け、面接といってもアメリカ人の男性担当官に奇妙な日本語で2,3質問されただけで、翌日にはビザが郵送されてきました。
TOEFLとか受けた人はその事: ラガーディアの要求スコアは45点です。すごくやさしい設定だと思います。テストは、内容がアカデミックで専門的な単語が多かったと記憶しています。読む、聞く、話す、書く能力を複合的に要求するテストだと思います。私は非常に苦労しましたが、専用の参考書で勉強すれば十分対応できると思います。
入ってからESLの授業とかACTの事とか: ACTは、ライティング・リーディング・数学の3セクションを受験しました。対策としては、まずCUNYのサイトでサンプル問題を入手しました。他にも、なぜか友人が練習問題を持っていたのでコピーをもらいました。ライティングはサンプルエッセイを読み、書き写すことを繰り返しました。リーディングは、ESLの教材を活用しました。数学セクションは用語を覚える事に集中しました。因数分解くらいまで分かれば余裕で合格点に達すると思います。結果的にライティングのみ不合格でした。そのためENG099というクラスの履修を義務付けられました。ENG099では毎週のようにACTの模擬テストを受け、合格に必要な作文スタイルを学びました。ACTのライティング問題は、基本的には同じ形式でトピックのみ異なります。私には、1時間以内に構成を考え英文を一文一文考えることが難しかったので、どのトピックにも対応できるような"虫食いのエッセイ"を作り、丸暗記することを考えました。書いてはライティングセンターで添削してもらう、を繰り返し、そのうち模擬テストで合格点をもらえるようになり、比較的落ち着いて再テストに臨み、合格することができました。2010Fall以降、テスト形式が変更されたようです。これから受験される方は、過去のデータが少なく対策を立てづらいと思いますが、採点者の好む作文スタイルは一つに収束すると思います。広く情報収集される事をおすすめします。
ラガーディア大学への入学が決まるとすぐにACTというテストを受ける知らせが送られてきます。ACTはリーディング、ライティングそして数学のテストです。リーディングの合格スコアは当時(07)で70点、ライティングは7点(二人の先生が採点してその合わせたスコア。一人5点ずつ持っているはずです。)残念ながら数学はテスト免除になったため情報はありません。数学の英単語がわかっていれば大丈夫だと思います。 リーディングは無制限なので急ぐ必要はないので文章の意味がわかるまでずっと読んでいられます。しかし、その当時の私はその事を全く知らなかったので1時間くらいで終わらせたと思います。その結果リーディングに受かる事が出来ずリーディングのクラス(ノンクレジット)へ入れられました。 ライティングの制限時間は1時間で一般的なライティングのフォーマット(イントロ、ボディ、コンクルージョン)。しかし、一つだけ違うのがレター方式のエッセイである事でした。またその事もしかなかったのでライティングも見事落ちました。そのためESL(ノンクレジット)からの始まりでした。 ACTを再度受けるにはライティングだとENG99リーディングだとリーディングのクラスの一番上のクラスまで上がらないと受けられないシステムになっています。基本的にENG99のクラスではACTの為の練習はクラスで沢山してくれませんでした。その為自分でライティングセンターへ行ってエッセイを見てもらっていました。しかし、その甲斐あってか一度で合格することが出来ました。 リーディングのクラスではACTの為の練習時間をクラスで取ってもらえたので特に自分では単語の量を増やす事に取り組みました。それでも点数かたりずリーディング為だけのクラスを受けました。そのクラスの生徒は2回ACTを受けるチャンスが貰えました。私はこの時プロフェッサーにも時間が無制限だから文をわかるまで読んでそのあと問題に答えなさいといわれその通りにしました。その為テストは二日かけて終わらせました。でも結果は受かる事が出来ました。 みんなさんが私のようなタイプの人ではないと思います。しかし、読み書きがまだ得意ではない人は私のようにならない為にもACTの過去問題や他の人が書いたエッセイを読んだらとっても役に立つと思います。
- 出願したときに大変だった事: どこにもinstructionがなかったこと。そのため、ネット上(mixi)でラガーディア学生を探して個別にメールし、質問などしました。
- 出願から入学までのプロセス: まずCUNYにネット上で願書を請求します。一ヶ月くらいすると自宅に願書が送られてきて、高校、大学の(封がされた状態で)成績、卒業証明書とTOEFLのスコア表、願書を記入し、送り返します。それからがとても長いです。私は2008年の9月に入学予定だったので2007年の10月くらいに願書を提出しましたが2008年の3月まで何も音沙汰がないままでした。その間はCUNYにe-mailし続け、(返事が来ないので)ラガーディアにも電話しましたが、CUNYから情報がまだ来てない等で何も情報は得られませんでした。この期間はすごく不安だったのを覚えています。CUNYは巨大な機関なので何もかも時間がかかりますし、とてもルーズだと思います。とにかく、3月に学校からACCEPTのレターが来て、必要書類を記入して送り返すように書いてありました。ですがこれにも書き方のサンプルなどがなく、疑問点がたくさんあったのでラガーディアのinternational officeに電話して聞きました。私はなんだかんだ行ってすべてのプロセスが順調に行きましたが、友達には書類が足りないなどと言われて(全部送ったのにも関わらず)なんども送り返した子などがいましたので、自分が送る書類はすべてコピーをして成績証明書なども2、3枚もらっておいたほうがいいと思います。あとは、EMSなどの追跡可能な郵便方法で送ることも必須です。
- 他の大学と比べてどうか: アメリカの他の大学にいった事はありませんが、留学生のアプライためのカウンセラーもいないので何もかも自分でやらなければいけないです。今考えるとアメリカで生活していくためには必要な覚悟が出来たと思いますが、知り合いがいないと何も分からないのでとても大変だと思います。
- ビザの情報(どうやってビザの手続きをしたかとか): ビザは学校から送られてきた書類を持ってアメリカ大使館に行き、取得しました。これはアメリカ大使館のホームページに行くと詳しく書いてあったので困ったことはありませんでした。一週間くらいでパスポートに添付され自宅に送られてきました。
- TOEFLとか受けた人はその事: ラガーディアが求めるTOEFLの合格点は45点かそのくらいでそんなに高くなかったと思います。Listening, Writing, Reading, Speakingの4時間にわたるテストはとても疲れた記憶がありますし、とっても難しかったです。ですが、今思えば、どれも大学の授業を受ける上でとても大切な能力なのでとてもいい試験だと思います。けれども、たとえラガーディアが要求する合格点が取れても実際の授業についていくのはもっともっと大変なのでもっと高いスコアを取る必要があると思います。
- 入ってからESLの授業とかACTの事とか: 初めにクラス分けテストのACTを受けますが、私は日本の大学を卒業していた関係で数学は免除でしたのでreadingと writingの授業を受けましたが両方とも合格点に足りず落ちました。ちなみに私の周りでACTを一発合格した日本人は一人もいません。それほど高確率で落ちます。オリエンテーションで成績により、ESLのクラスを指定され、readingは3ヶ月間取り、Writingは4ヶ月半取って、授業が終了しだい、もう一度ACTを受け、合格したので晴れて大学の正規の授業をとることができました。ACTは合格するまで何度も受けなければいけませんし、ESLの授業代はとても高いので真剣に勉強しなければいつまで経っても大学の授業が取れない厳しいテストです。周りの子はだいたい2回くらいは落ちていたのを覚えています。
- (1) 出願したときに大変だった事: 申し込みをする前にFinancial aidとScholarshipの申請が出来ない事を知りませんでした。いくらかかるのかを早く知りたかったのに....。
- (2) 出願から入学までのプロセス: Immunizationをやりに行くのにどれが自分に必要な注射なのかわからなった。Test直前に、Placement Testの日時の連絡がきてビックリした。
- (3) 出願の時に役に立った事(どこに電話したとか、ウェブサイトとか): 卒業した友達にいくつか質問しました。
- (4) 出願の時に困った事: インターネットだったので、特に無し。(出願した事を忘れていた)
- (5) 他の大学と比べてどうか: Administration Officeの人達が不親切。待ち時間が長い。少しでも、変わった質問すると、たらい回しにされてしまう。
- (6) ビザの情報(どうやってビザの手続きをしたかとか): Green card
- (7) TOEFLとか受けた人はその事: No
- (8) 入ってからESLの授業とかACTやCATWの事とか: CATWは、ENG99で先生が殆ど、クラスに来なかった上に、Session 2だったので、殆ど自分で勉強する羽目になってしまいました。結局、習う内容は、日本の中学校で習う内容だった気がします。日本人に難しいのは、恐らくEssayの書き方が、日本の作文と違うからな気がします。 要点を先に書いて、あまり抽象的な説明をしない様にする努力をしました。その時に出来た友達とは、その後も情報交換をしています。最初の頃に出来た友達は、とても助かります。
日本で大学4年を卒業して、2年働いた後に渡米して2007年秋にラガーディアに入学しました。2009年夏に卒業して現在はOPTにて就業中です。下記についての体験談を書きたいと思います。
就職した方は、その体験談: 現在はOPTにて就業中でH1Bの申請手続きをしています。就職活動には日系の人材派遣会社(Quick USA, Actus Consulting, MAXJOB, インテレッセ、パソナなど)へ多数登録しました。ラガーディアでは残念ながら就職のお手伝いはしてくれません。アメリカで長期就労もしくはH1B(労働ビザ)の取得を考えているのであれば、日系の会社の方がノウハウなどもあり日本人を必要としているので採用に積極的であると思います。人材派遣会社が主催している日本人向けのキャリアフォーラムに参加するのも良いと思います。現在働いている会社は日本の会社ではありますが、取引先が米系であったり韓国系であったりさまざまなので日々英語を使っています。
大学内で仕事した方は、その体験談: 学生生活も半分を過ぎたところで、アメリカ人の友人の紹介で日本語のチューターをさせていただきました。日本語の面白さ、難しさの再発見にもなりましたし、ラボの授業を担当させてもらえるのは大変でしたがセメスターの終わりにはそれまで一学期を過ごしたク ラスの生徒さんと共に本当に達成感がありました。それから意外な事ですが、質問してくる生徒さんの英語を聞き取って回答することは結果的に英語のリスニン グ能力の向上にもつながりました。大学内で働く場合は必ずソーシャルセキュリティー番号を取得しますが、アメリカ生活でもその後の就職などにもSS#は役立ちました。
ビザの情報(卒業して、ビザをどうしたか、OPTなど): 前述しましたが、現在はH1B申請中です。H1Bは4年制大学を卒業していないと取得できないビザです。私の場合は日本で4年制大学を卒業しているので、アメリカの大学が2年制でも申請することが可能でした。私の友達の中には、J1やH3、Eビザなどで働いている人もいます。もしアメリカで就職することを考えているならば、弁護士事務所が開催している無料セミナーや初回の無料相談などに電話して自分がどんなビザでアメリカで就労できるのか聞いてみるのが良いと思います。
自分で振り返って成功したなーとか思う事や、失敗したと思う事: 一番失敗したなぁと思ったことは、ほとんど何の情報もなくラガーディアに入学したので、初日にACTに落ちてしまいESLからスタートしたことでした。それでも幸運だったことは、最初のクラスがESLとAccountingのセットクラスで、ESLを受けながらでもクレジットになる学科の授業が取れることを知れたことでした。それから、日本人の知り合いづてに遠山先生という日本人アドバイザーがいることを教えてもらい、卒業までにどういう順番で授業をとれば良いかを科目の難易度なども加味してアドバイスしてもらいました。その時、持参した日本で卒業してい る4年制大学の成績証明書もみてもらい、追加でトランスファーできるクラスがあることを指摘してもらいました。そのおかげで、後日Admission Officeに12クレジット追加でトランスファーしてもらうことができました。入学して最初の時期に、卒業までの授業計画を立てることは大変重要なことです。日本の大学のように横並びに周りの人と同じ授業をとっていても卒業できるわけではないからです。
勉強の仕方など: 最後に、勉強の仕方についてですが、授業を始める前にその授業の情報(教授や難易度など)を収集するのをオススメします。授業参加度(Class participation)を重視する教授であれば、なるべくクラスで発言すること、無理であれば授業後に先生に質問したりして自分のできるやり方でアピールすることが大事です。あとはライティングセンターをうまく活用することもオススメです。それから教科書は毎学期、高いし分厚くて重いですが、古いEditionの使用を許可している教授であれば1つ前のEditionをインターネットなどで購入するのがいいです。ひとつ違うだけで格段に安くなりますし、最新版の教科書は図書館のレファレンス(受付)でいつでも借りることができます。毎年秋に貸し出しを開始するロッカー(2009年までは1学期1ドル)を利用すれば教科書をいつも持ち歩かなくても大丈夫です。
ニューヨークに留学してから早5年がたちました。帰国が近くなってきた今日この頃、LaGuardia Community CollegeとHunter College、また海外での生活を通してさまざまなことを経験してきました。これまでの経験や体験ががこれからニューヨーク生活を始める学生さんの役に立てればと思います。
まずアメリカに来て最初にぶち当たった壁が、やはり言葉の壁でした。日本で文法は平均以上に理解はしていましたが、「しゃべる」という点において大きくほかの学生から遅れを取っていると痛感しました。また日本人気質として、見ず知らずの人に話しかけるということは、非常に勇気がいることです。私自身もその例に漏れず、LaGuardiaの語学学校にはいってからも、しばらくは一人でカフェテリアで単語や文法を覚えるという時間を長くすごしました。日本ではこうした勉強法が有益とされています。実際書くことを中心に授業が進められるので、テストで点を取るということにかけては、確かに必要不可欠なことでした。しかし、それは日本でもできること。「しゃべる」ということは、日本では国際社会化が進められている現在でもいまだに難しいことです。かといって、率先して誰かにしゃべりかけるということは、難しいことです。そこで私がどうしたかというと、Japanese Clubで、共通の趣味を通して話すということでした。当時のJapanese Clubの副部長さんに、そのクラブのメンバーを紹介してもらい、Language ExchangeとCulture Exchangeをしていくうちに、英語に対する興味や言い回しなどが自然と増えていきました。勉強のための英語ではなく、あくまで相手とのコミュニケーションをとる手段としての英語を身につけていくことで、話すことに対する拒否感も薄れ、友達も増えていきました。どんなに面白い言葉の使い回しを覚えても、使える場所がなければ宝の持ち腐れです。学生生活では、英語を勉強することよりも、英語をつかみ、楽しむことが一番の問題克服方法だとおもいました。
LaGuardiaを卒業する前にOPTを申請し、日系の小学校で教鞭をとりました。私の場合はInternship(単位の一環)で、小学校ですでに働いており、OPTでの就職はその延長です。OPTの申請については、個人でInternational Student Officeにいき、その旨を伝えなければなりません。 OPTを証明するカードが届くまで数週間から数ヶ月かかりますので、申請する際はできるだけ早くオフィスに行くことをお勧めします。私個人の話になりますが、Hunter Collegeにトランスファーの際、まだOPT期間中だったので、I-20などの関係はどうなのかとLaGuardiaとHunterのそれぞれのオフィスに問い合わせたところ、LaGuardiaのオフィスはI-20をHunterに移行すると同時にOPT期間が自動的に終了するため、すみやかにI-20を移行しなければ、授業を取るのは違法であるといわれました。一方でHunterのほうでは、OPT期間中でも授業は取れるため、期間中いつでも移行は許可できるとした上でOPTという期間中、International Studentという枠から一時的に外れるため、1semesterに必ずしも12creditsをとる必要はないということでした。それゆえOPTが終了するまで自由に授業をとって学校に慣れて見ては?ということでした。それぞれの学校での言い分が食い違っているので、トランスファーを考えている学生さんはあらかじめ両方のオフィスのアドバイザーにあって話を聞くことをお勧めします。
- F-1ビザ申請について: 私がニューヨーク留学を決めた時は全く英語も使えなくてニューヨークの事情も全く分からず現地に一人も知り合いがいなかったので、ニューヨーク留学センターと言う留学エージェントにビザの申請から語学学校の手続き、住居の手配など全てお任せしました。彼らが契約している語学学校に入学する場合は全て無料でやってくれます。私は空港からアパートまでの送迎と、銀行口座開設などの有料の現地サポートも利用しました。
- TOEFLについて: 語学学校に数年通いある程度英語も使えるようになった頃、F-1ビザ更新に向けて大学進学を決めました。CUNYのカレッジに入学する学生はCUNYのカレッジに付属するESLプログラムを卒業するとCertificateが取得でき、そのCertificateがTOEFLスコアの代わりとなりTOEFLを受けずに出願できるとのことだったので、HUNTER Collegeに付属するIELI (International English Language Institute at HUNTER)に通い、卒業しました。TOEFLを独学で勉強するのは難しいと感じたので、Certificateを取得する方が私には向いていました。
- 出願について: IELIを卒業後すぐにオンラインでLAGCCに出願し、Certificateが発行された後すぐにSupporting documentsを提出しました。私が出願したのは1月で、同年のFall Semesterからの入学でしたので、I-20を維持するためにその間の約8ヶ月は語学学校に在籍しました。オンラインで出願してもSupporting documentsを提出しないと審査が始まりませんが、Certificateは卒業後に発行されるので卒業前に出願して卒業後すぐに入学することは不可能でした。出願から合格通知が届くまで約4ヶ月かかりましたが、私はニューヨーク在住でしたので特に何の問題もなくスムーズでした。Acceptance Letterが届いてから次々とTo Doのメールが届くので自分に該当することをこなすだけでした。
- CATについて: 出願してからCATの勉強に取り組みました。Readingは少し自信がありましたので、特に何の準備もすることなくパスできました。Mathは日本で高校を卒業したのが10年以上前でしたので既に忘れているのと英語が少し不安だったので勉強する必要がありましたが、Math Placement Workshopと言うCATのMathだけに特化した無料クラスのオファーがLAGCCからメールで届いたので参加し、このクラスを受けただけでパスできました。Writingは全く自信がなかったので、TELC(The English Language Center)のCAT-W Preparation Classと言うCATのWrithingだけに特化したクラス(有料)を受けました。Columbia Universityが運営するCommunity Impactで無料のCAT Prep Courseが定期的に開催されていましたが、クラスの日程がテストの日程と合わなかったので参加できませんでした。
- Immunization Requirementsについて: Immunizationは自分の接種履歴が分からなかったのと、分かったとしても英文での証明書の入手が困難だったので、アメリカで接種証明書を取得する必要がありました。LAGCCからFree on campus Immunization Clinicのオファーがあったので、そこで接種しました。2回接種する必要があり、1回目は入学前でしたが2回目は1ヶ月後だったので既にクラスが始まっていましたが特に問題はありませんでした。接種証明書はその後アメリカ国内で他校にトランスファーする場合に再利用できるので保管しています。
- ESLについて: 残念ながらCAT-Wのテストをパスできなかったので、WritingだけESLコースを取ることになりました。月から金まで毎日クラスがあり、金曜日はPractice examの日で、最初のMid-term Examでパスした人はその後のクラスで金曜日は出席不要になりました。2回目のMid-term Examまでにパスすると、その後のクラスは全て出席不要になりました。私のクラスではセメスター中に2回のMid-term examとFinal examで合計3回テストを受けるチャンスがありました。入学後のESLコースはNon-creditで尚且つ学費もCreditコースの倍で、このクラスをパスするまでCreditコースを取れないので卒業も遅れてしまいます。
- In-person/Hybrid/Online Classについて: In-person、Hybrid、Online (Unsynchronized) Classの全てを取ってみましたが、OnlineとHybridはAssignmentsの量が多く、質問があっても次のクラスまで待つか、メールでもProfessorのOffice hour内でしかやり取りできないので自分で調べなければならないなど、いろいろと不便で自分だけでは解決できず必要以上に時間が取られることがありましたので、コースのLabやTutorがいる場合は利用していました。また、OnlineはProfessorとの直接の交流がないのでExcuseなどは一切効かず、テストの点数のみでのグレードなので採点が厳しいように思いました。また、Onlineは1セメスターにつき1クラスのみ受講可能でした。In-personは授業にも集中でき一番クラスの内容が身についたので、Major Requirementsや大事なコースは必ずIn-personを選んでいました。
- Daytime/Evening Classについて: 最初はDaytimeを取っていましたが、Daytimeは10代の学生が多く見られたのでなかなか馴染めず、Eveningを取るようにしました。Eveningは社会人が多く私くらいの年齢の方も多くいて、とても良い環境でした。Assignmentsなどいろいろと社会人向けに考慮されていた?と思います。
- 卒業前最後のセメスターについて: 最後のセメスターが始まる前にBusiness Departmentのアドバイザーに卒業条件をクリアしているかどうか最終確認をしてもらいました。Community Collegeの卒業単位は62単位ですが、最後のセメスターでピッタリ62に合わせるのは難しいので、International studentでも最後のセメスターだけはパートタイムでも良いとのことで、最後は1クラスだけ取りました。これに関してCUNYの他のCommunity Collegeでは条件や申請書類などが必要なところもあるようですが、LAGCCは特に何の条件も手続きも必要ありませんでした。
- 奨学金について: International studentであることと私の年齢的に(30代後半)応募できる奨学金はほとんどありませんでしたが、最後にLaGuardia Foundation Scholarshipに応募しました。Personal StatementはWriting Centerで添削してもらい、上限額もらうことができました。私は最後のセメスターで応募したので一旦全額の学費を支払い、のちにCUNY Firstに登録している学費の支払い方法に設定しているクレジットカードに入金されました。
- コース選びについて: 自分の不得意科目だけで埋めてしまうとキツくなってしまうので、得意と不得意科目を混ぜて取るようにしていました。条件付きのコースは順番通りにしか取れないので、よく確認して卒業に間に合わなくならないようになるべく早い段階で取るようにしていました。入学時にアドバイザーと面談せずに自分だけでコース選びをしていて間違えている方も多々いました。最初の方は春と秋の2セメスターしか取っていませんでしたが、卒業が近づくに連れてクラスの内容が難しくなって行くので、春と夏、秋と冬でクレジットを分けたら楽になりました。
- Professor選びについて: Professor Rateは参考程度で良いと思います。相性があると思うので、レートが高いProfessorでも自分には合わなくて苦労したことも多々ありました。逆に低くても合うことも多々ありました。それよりも、同じクラスでこれから自分が取ろうとしているコースを既に取ったことがあるクラスメイトに聞く方が参考になると思います。
- インターンについて: 私はビジネスメジャーだったので、Major requirementでインターンをしなければなりませんでした。コースの勉強だけで精一杯だったのでその上仕事もするのは私には至難の業でした。Business Departmentのアドバイザーに相談し、インターンをせずに指定されたコースを取ることでSubstitutionしてもらいました。
- I-20更新について: 入学時に発行されるI-20の期限は2年間でした。Community collegeの卒業目安は2年なので、なぜ2年で卒業できなかったのかをI-20 extension applicationに記入してStudent advising servicesのカウンセラーに承認してもらいます。カウンセラーのサインをもらってInternational student officeに提出するとI-20更新の手続きをしてもらえます。
- F-1ビザ更新について: 在学中にビザ更新の時期が来たのでInternational student officeのアドバイザーに相談し、ビザ更新に必要なI-20を発行してもらいました。それとは別にアメリカ入国時に必要なI-20にもサインしてもらいます。更新に関する手続きはニューヨーク留学センターに委託しました。Final exam前の忙しい時だったので必要書類だけ自分で準備して、申請や追加書類のレターの添削など手続き関係は全てやってもらい、問題なく更新できました。初回ではなく更新でしたので日本語での面接は認めてもらえず、主に今後のプランと資金について詳しく聞かれました。
- OPTについて: 私がOPTを申請したのがちょうどCOVID-19のパンデミック中(2020年10月)だったので通常以上に時間がかかり、申請費用がキャッシュされたのが約4ヶ月後でした。申請費用が受領されると登録した電話番号にレシートと申請書類のトラッキングナンバーがテキストで送られてくるとのことでしたが届かなかったので、自分のBank accountを日々チェックしていました。その後EAD CardとSS Cardが届いたのは更に1ヶ月後でした。申請から約5ヶ月かかりました。卒業から60日以上経っていてグレースピリオドの期間も過ぎていたのでステータスが心配でしたが、その間はアメリカ国外には出れないものの、在留のステータスは確保されているとのことでした。OPTの開始日はコースの最終日から90日以内で自由に設定できますが、私は設定日より遅れてEADカードが発行されたので、発行日が開始日に自動的に変更されていました。OPT中はEADカードがI-20の代わりになります。
- OPTからのトランスファーでしたので、LAGCCの卒業から約一年後のセメスターから入学できるようにトランスファー手続きしました。同じCUNY内のQueens Collegeへのトランスファーでしたので、LAGCCのTransfer officeのアドバイザーと一緒にオンラインで申請しました。特に提出が必要な書類などはありませんでした。Acceptance Letterが届いてからはLAGCCと同じ要領でした。I-20申請の際にLAGCCのInternational student officeにトランスファーすることを伝え、アドバイザーの指示に従い手続きを進めました。EADカードの有効期限がまだ残っていたので、OPTの終了日はQueens Collegeでのクラスの初日から60日以内で自分で設定しました。